低インスリンダイエットとは?
低インスリンダイエットとは、簡単に説明すると、同じ炭水化物でもインスリンの分泌が少ない炭水化物をとることをいいます。
炭水化物を食べると通常はすい臓からインスリンが分泌されますが、これは血中のグルコース、つまり食べた炭水化物によって分泌されるというものです。
インスリンは脂肪蓄積に働きかける物質のため、インスリンの分泌が少ないほど脂肪になりにくいという理論です。
インスリンの分泌を促す指標として「グリセミック指数」(GI値)というものが用いられますが、この数値が低い炭水化物がいいとされています。具体的にはご飯、パンよりもパスタ、そば、フルーツなどが低GI値として知られています。
低インスリンダイエットの注意点
たしかにパスタ、そば、フルーツなどを選んで食べればインスリンの分泌が低いため脂肪になりにくいといえますが、問題はそれ以外の食品にあります。
低インスリンの食品さえ食べていれば、他は何を食べてもいいというわけではありません。たとえば、お菓子や菓子パン、コンビニ弁当などには味付けに砂糖が使われています。砂糖も炭水化物なのですが、砂糖は高GI値です。
せっかく低GI値の食品を選んで食べても、一方で砂糖が含有されているものを食べていては効果が得られないということです。また、脂質の摂取にも注意が必要です。
脂質を多くとってカロリーオーバーになっては、やはり低インスリンダイエットの効果を得ることはできません。
ダイエットの基本は守る
ダイエットの基本、それは標準摂取カロリーより200〜300kcal少ないカロリー摂取を心がける、ということです。
1日の消費カロリーよりも摂取カロリーを少なくしなければ体脂肪は燃焼されません。
そのうえで、低インスリンダイエットを取り入れれば効果があるというわけです。